見出し私について

 

初めまして。
埼玉県蕨市でお菓子教室を主宰していますMichiこと谷田部道子と申します。

お菓子作りに出会えた事を本当に幸福だと思います。
お菓子を作ること、教えること、周りのみんなに食べてもらうこと、どれも私を幸せにしてくれます。

 

 

お菓子教室開校ストーリー

友達に自分のお菓子を食べてもらうのが楽しかった学生時代

お菓子を作り始めたのは、小学生の頃。

三姉妹の真ん中の私は、子供の頃から姉妹でお菓子作りを楽しんでいましたが、いつの頃からか、一人で全部作ってみたいと、一人で作り始めます。

作り始めてから30年以上経ちますが、一度も飽きる事はなく、ずっと「お菓子作り」が私の好きな事です。

小学生の頃は、自分が食べたくて作っていた私ですが、中学生の頃から、友人にプレゼントして喜んでもらうことが楽しくなってきました。

私は高校・大学と、男子バレーボール部のマネージャーをしていたのですが、部員に差し入れをする為に作るのが楽しみでした。

差し入れしていたのは、いつもバナナパウンドケーキだったのですが、仕上がりがいつも違い、あれ?と思いながら差し入れていて、きっと美味しくなかった時もあったのだと思います。(苦笑)

お菓子作りが大好きだけれど、未熟だった学生時代です。

 

進学校に通っていた私は、お菓子作りを仕事にするという事が全く思いつかず、大学に進学します。

いつか喫茶店をしたい(カフェという言葉がまだなかった)と、いつか出来るものだと信じて疑わなかった、幼い私でした。

 

お菓子のスクールに通おう!と思い立つ会社員時代

お菓子作りは大切な趣味として、会社員として働き始めました。

大学では経済学部経営学科でしたので、配属は経理事務。私は数字が得意でした。

働き始めて3年、相変わらずお菓子を作っては人に差し上げていました。飲み会のホールケーキを持ち込んで、こっそり食べてしまうなんてこともしていました。(お店の方、すみません。)

25歳の頃、働くことに慣れ、定時で帰れる部署で時間に余裕が出た頃、

「やっぱりきちんとお菓子を勉強したい!」

「ただのお菓子作りが上手な人、ではなくていつか仕事にしたい!」

と思い立ち、スクールに通こう!と思い立ちます。

当時仕事が死ぬほど暇で、時間がもったいないと感じて、「生き甲斐」みたいなものが欲しかったり、せっかく時間があるなら何かスキルを習得したいと思いました。

このままでは「ただのお菓子作りが上手な人」の域を出ないと感じて、「ただのお菓子作りが上手な人」は、どこにでもいて、その人たちより抜きん出たい。

そのためには、自己流ではなくて、ちゃんとどこかを卒業したとか資格とか、何か説得力のある材料が欲しいと思いました。

(今は、資格とか必要と思ってないですが、当時はそう思ってました。)

うちの生徒さんの中には、自己流で長年作ってきたけど、これでいいのか判らない、一度きちんと習いたかったという方が多くいます。それは、不安なく、これでいいと自信を持って作れるようになりたいんだなと認識してます。

何かのお礼とか、お土産とか、いつか子供の結婚式のプチギフトを自分が作れるようになるのが夢、という方もいます。

その方たちの、仕事にしたいわけじゃないけど、今の自分よりもレベルアップしたい、という気持ちは、当時の私と似た気持ちなんじゃないかなと思います。

ABCクッキングスタジオに出会い、卒業後は講師資格が取れるという制度に魅力を感じ、体験レッスンで、講師資格を取るところまで通おうと、全カリキュラムを申し込んでいました。

体験レッスンで、習いに行くと、こんなにコツが教えてもらえるんだ!ということを体感出来たのは大きな感動でした。

私はずっと、本を見て自己流で作って来たので、失敗するし、失敗の理由は判らないし、自己流の壁を感じていた時期だったんです。

 

そんな時期だったのでなおさら、教わる事で、もっとお菓子作りが上手になれる!という期待でいっぱいでした。

絞り出しクッキーを絞る時、力を入れるのは手のどの部分か判ったら、キレイに絞れるようになったり。

カスタードクリームが炊けたかどうかの状態の見極めを教えてもらったら、炊くのが楽になったり。

ロールケーキ巻き方のコツを教わったら、断面がキレイに出せるようになったり。
タルト生地をのばす時、生地を回しながらのばすことを教わったら、均一な厚みにのばせるようになったり。

生クリームをしっかり冷やしながらデコレーション作業すれば、ボソボソにならずにキレイに出来るとわかったり。

生クリームを泡立てる時、ハンドミキサーの角度に気を付けるだけで飛び散らなくなったり。

ゴムベラを使う時の力加減とか、
バターのちょうどいい固さとか…。

書ききれないほど、1人では決して身につけることができなかった技術を身につけていきました。

 

 

お菓子を教えることを仕事にする

ABCクッキングスタジオを卒業後、ケーキ講師として働き始めました。

 

一言で書くと、簡単なことのようですが、様々な葛藤、経緯がありました。

大好きなお菓子作りという趣味を仕事にすることが怖くもありました。仕事にすると、大好きではなくなってしまうんではないかと。

また、平日9時から5時で働いてきた私にとって、土日と夜に働くという生活の変化に不安がもありました。

また、私は当時一人暮らしをしていたので、ABCクッキングの仕事では大きな収入にはならなかったので、生活して行けるのかという不安もありました。

 

結局、経理事務という仕事から離れ、お菓子の仕事1本でやって行こう!と決心するも、ABCからは、講師をしたい人はたくさんいるので、週2回で良いです、と言われ、掛け持ちOKの派遣の仕事に就くことになります。

(先に書いた不安は、ちょっと取り越し苦労でした。)

ここから、会社員とお菓子の仕事の過酷な掛け持ち生活が、7年も続くことになります。

 

会社員とお菓子の仕事・勉強の過酷な掛け持ち生活

ABCで働いた3年間。それはそれはハードでした。

講師を始めて自分の夢がかなったと思いましたが、いえいえ、そこからがスタートでした。自分の未熟さをとてもとても思い知り、講師をしながら、もっと本格的なフランス菓子が学べるスクールへの入学を決めました。

ABCの講師の仕事は、講師カリキュラムがあるので、その通りに教えていればOKなのだと思います。

でも私は、もっとプラスアルファのことを生徒さんに教えられるようになりたかったんです。

 

失敗した時のリカバリー方法

生クリームの選び方(扱いやすいメーカーの話)

なかなか買えない材料の代用品の話

他にどんな味にアレンジ出来るか?

なぜ、この道具を使うのか?

など、他のお菓子ににも通じる話をしたいと思っていました。

そうすることで、「このお菓子が作れるようになる」だけではなく、「お菓子作り全般がわかるようになる」。

そして、失敗が減ってお菓子作りがもっと楽しくなるはずと思いました。

 

教えることで、自分のまだ知らないことがたくさんあることに気づき、もっとお菓子について知りたくなっていました。

 

ジャンポール・チェボー氏の下で本格的なフランス菓子を教え込んでもらうことを決め(2年のカリキュラム)、近くのケーキ屋さんの開催してるレッスンや、時間を見つけてはプロの講習会へ足を運びました。

プロのパティシエにお菓子作りを教わったのは、私にとって大きな大きな財産で、現在のお菓子の販売をする際に、その時の教えがとても役に立っています。

生徒さんに言われる「職人気質な先生」とよく言われますが、この勉強期間で、今の私が作られたと思っています。

プロに教わりたいと思ったのは、高度な技術や高度なお菓子。

でも実際に教わって、深く感動したのは、「基本」と「効率」でした。

自分では十分知っている思っていた基本の焼き菓子の授業が一番発見の多い授業でした。

掛け持ち生活の7年は、ほとんど休みがなく、レッスンと勉強の為にほぼ毎日家でもお菓子を作っていて、お菓子漬けな毎日でした。

結婚を機に自宅教室に移行し、妊娠を機に7年の会社員との掛け持ち生活に終止符を打ち、2009年に「お菓子の仕事」1本でやっていくことになります。

 

自宅お菓子教室オープンへの想い

きちんと勉強をする前、レシピ本を見て作っていた頃、たくさんの失敗をしました。

本を見ただけでは判らないことはたくさんで、「手早く」と書いてあったから手早くやったのに、その手早くの意味がわかっていなかったり。

常温にする、ということが理解出来てなかったり。

生クリームとしか本には書いてなくて、生クリームの選び方が間違っていたり。

自分がその失敗から学んだ事を、生徒さんに伝えていきたい、そんな想いで、お菓子作りを教えています。

私は学生の頃から、せっかく手作りするなら周りに食べてもらって、「わぁっすごい!」と言われたいと私は思っていました(笑)

みなさんもそうではありませんか?

お菓子作りが好き = 周りに食べて喜ばれたい

と思うのです。

パティスリーミチは、「定番のお菓子をもっと美味しく・美しく!」をコンセプトに、私なりに見つけた売り物みたいにキレイにお菓子が作れるコツも、生徒さんにお伝えしていて、ご好評いただいています。

シンプルですが、「わぁっ」と言われるようなラッピングで作ったお菓子をお持ち帰りいただいています。

売り物みたいにキレイなお菓子をいうのは、難しい・凝ったお菓子のことではないです。

シンプルなクッキーも、マドレーヌも、マフィンも、家庭でも丁寧に作れば、売り物!みたいな仕上がりになります。

 

菓子製造業の許可を取得し、お菓子の販売をする為、自宅に工房を設置する

私の作ったお菓子を周りの方に食べてもらっているうちに、

「美味しいから作って欲しい、売って欲しい」と、言われるようになります。

もともと学生時代、喫茶店をやりたいという夢を持っていたので、自分のお菓子を販売出来るようになりたいと思うようになります。

 

菓子製造業の許可を取得して正式に販売する為に、自宅の一部を改装し、お菓子作りの専用工房を設置したのが2010年のことです。

 

 

お菓子作りがただただ好きで、「お菓子を教える」という仕事を始めたのが2002年。

「お菓子を売る」という仕事を、2011年よりスタートしました。

カフェへのお菓子の卸も手がけました。

まだまだ、新しい挑戦をして行きたいと思います。

当教室では、材料を小分けでお売りしたり、道具をまとめて頼んだり、生徒さんがご自宅でもお菓子作りを楽しんで頂けるようなサポートもしています。

 

もともとお菓子作りをされていた生徒さんのお申込みも多く、「自己流を卒業したくて。」「先生の教えてくれることは目から鱗なことばかり、本を見ただけでは判らなかったことばかりです!」と、ご好評いただいています。

初心者の方もしっかりキチンと通ってくだされば大丈夫です。

丁寧にサポートします。

マドレーヌも焼けなかった方が、今では失敗なくシュークリームもマカロンも焼けるようになられています。

お菓子を全く作ったことのなかった方が、今では、お孫さんに教えながら作られています。

本で見たときや、他で教わった時は難しく感じていた方が、つくれる自信を持ってくださっています。

お菓子作りの楽しい時間を、一緒に過ごしませんか?

 

現在、すべてのクラスが満席状態です。
毎月20クラス~、のべ100名の生徒さまにお越し頂いています。

 

プロフィール

谷田部道子 yatabe michiko
1974年5月生まれ

埼玉県蕨市の自宅で、少人数制のお菓子教室を主宰しています。
また、2011年に自宅を改装してお菓子作り専用の工房を設置し、お菓子の販売も始めました。

シンプルなお菓子をとびきり美味しく、美しく、をお菓子教室のモットーに、レシピ本を見ただけでは判らない、細かなポイントを丁寧にお教えしています。

経歴

  • ABCクッキングスタジオ製菓・パンコース 認定取得
  • パティシエ ジャンポール・チェボー氏に師事し、フランス菓子・パンを学ぶ。デュプロム取得
  • ベルエ・コンセイユ来日講習会 サティフィカ取得
  • その他、有名パティシエ講習会多数参加

 

 

2002年2月から3年間 ABCクッキングスタジオにて製菓講師として勤務
2003年4月から7年間 公民館にてお菓子・パン作りクラブの講師を担当
2005年1月 自宅で土日のみお菓子教室をスタート
全てのレッスンが満席が続きと、掛け持ちしていた会社を退職
平日のレッスンもスタートする
2011年3月 自宅を改装し、お菓子作り専用の工房を設置、菓子製造業の営業許可を取得
お菓子の販売を開始
2011年10月 カフェへのお菓子の卸を経験
2014年 工房でのお菓子販売会スタート
2017年 お菓子の通販「頒布会」(現 お菓子便)スタート
2019年8月1日 パティスリーミチ合同会社 設立
2022年8月 SDGs宣言(https://patisserie-michi.com/blog/sdgs/)

 

現在、毎月のべ100名の生徒様にお越し頂き、すべてのレッスンは常時満席。

 

出版書籍

友チョコ&ラッピング―かんたん・たくさん/学研パブリッシング
大好き 友チョコ&ラッピング /学習研究社
キラキラ友チョコ&ラッピング/学研パブリッシング
友チョコ&ラッピング ベストセレクション (ヒットムックお菓子・パンシリーズ)/学研教育出版
らぶ・キャラ Vol.4 2013年 01月号